1995-11-08 第134回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
現在まで、建設省、厚生省、運輸省などにおきまして、公共的建築物への配慮あるいは人に優しい町づくり、駅のエレベーター、公的ケアつき住宅など、バリアフリーを志向した政策が緒についておりますが、これからの課題は、個別の取り組みから、福祉施策においては各省庁が連携して総合的な取り組みをする、これが大変重要だと思います。
現在まで、建設省、厚生省、運輸省などにおきまして、公共的建築物への配慮あるいは人に優しい町づくり、駅のエレベーター、公的ケアつき住宅など、バリアフリーを志向した政策が緒についておりますが、これからの課題は、個別の取り組みから、福祉施策においては各省庁が連携して総合的な取り組みをする、これが大変重要だと思います。
「住宅困窮高齢者の居住の確保、公的ケア付き住宅の整備促進」でございますが、先ほど来申し上げておりますように、福祉のサイドからの取り組みとしてケアハウスの整備を一層進めると同時に、公共住宅に生活援助員を派遣するシルバーハウジングプロジェクト、これらも平成六年度に八十八カ所に拡大をしたいと考えている次第でございます。
家族介護が可能となるためには十分な公的ケアが不可欠という論理であります。 デンマークの高齢者も子供との同居率は一割以下で、日常には子供の助けをほとんど受けておりません。社会省の説明におきましても、デンマークでは社会福祉思想が発達しており、介護を受けることは高齢者の権利であり、国の義務である。
それから、五ページに参りまして、同じく高齢者用の住宅のうち、特に公的ケアつき住宅についてでございます。公的ケアつき住宅につきましては、先ほど厚生省から御説明ございましたけれども、従来から公営住宅、公共住宅でやっておりますバリアフリー化あるいは福祉型借り上げ住宅のほかに、最近はシルバーハウジング・プロジェクトあるいはシニア住宅供給推進事業というふうな新たなる課題に取り組んでいるわけでございます。
例えば老人福祉サービスでもホームヘルパーとかデイセンターとか――ディセンターなんというのは数年前までほとんど全国になかったわけですから、そういうものを考えますと、あるいは公的ケアつきマンションにしましてもやっと東京都と神奈川県関係ででき始めた程度でほとんどなかったわけですから、日本の場合は最適ミックスというと、むしろ公を充実させようということが老人福祉サービスなんかの場合には出てくるわけですね。
開業医の先生方が月に一回あるいは年に何回か往診をされて、家族も見放しておる、そういうお年寄りをさあ病院あるいは施設に収容しようということになれば、なかなかそれが困難であるという事情はよく御承知だと思うわけなんで、だからそういう中ではやはり在宅ケアといいますか、在宅の公的ケアが必要だというふうに私は思うわけです。
だから、これに対して手を打たなければならぬということになると、老人懇の意見書にも出ておりますように、在宅の公的ケアが非常に大事になってくるだろうというふうに私は思うわけです。一応のかっこうだけは厚生省がしておられるようですけれども、やはり訪問看護というのが非常に大きな柱になるだろう。これを国としては制度化しなければいかぬと思うのですよ。この訪問看護の制度化の見通しは一体どうなんですか。